ジュラ地方、偉大なテロワールを持つ大地、シャトー・シャロン。

5つの村にまたがるシャトー・シャロンの小さな村の一つ、
ヌヴィー・シュル・セイユにフランソワ・ルーセット・マルタンのドメーヌがあります。


代々地元の協同組合にブドウを販売していましたが、
フランソワの代になり、年々販売する量を減らし、
フランソワ自身が自分のドメーヌのワイン造りをするようになりました。

現在は所有する11haのうち、4.5haを自分のワインとしてリリースしています。

畑はビオロジック栽培に切り替え、醸造においてもより自然に、野生酵母で発酵、酸化防止剤もほぼ使用しません。

フランソワは、このシャトー・シャロンという大地が偉大なテロワールを持ちつつも、
そのテロワールと名声に甘んじて、多くの生産者が真剣にワイン造りに向き合っていないことを憂い、
自身の持つ畑で真剣にワイン造りに取り組みはじめました。

現在50haあるシャトー・シャロンの畑は、
その昔、ブルゴーニュと同じように畑が区画ごとに分けられていたそうです。


それほど区画によって多様性があったにも関わらず、
今ではシャトー・シャロンとして一つにまとめられてしまっていることも残念に思い、
古いシャトー・シャロンの文献や地図と向き合いながら、区画ごとにワイン造りを始めます。


偉大なシャトー・シャロンという大地、そのミネラルをしっかり液体に宿し、
私たちに届けてくれる貴重な造り手です。

（輸入元資料　参照）