ビアンコ・ヴィアリア 2021
モスカートディ・ノートはジビッボとはまた違う品種で、果皮が厚く、粒が小さい葡萄。
この品種を育てているのは、現在僅か3軒しか残っていないそうで、
彼らにとっても重要な品種のひとつ。
爽やかな香りと酸、しっかりと感じるミネラルが特徴的です。
容量 |
750ml |
原産国・地方 |
イタリア シチリア州 |
タイプ |
白 |
ブドウ品種 |
モスカート・ディ・ノート |
Il Mortellito
(イル・モルテッリート) |
ランケッレ(トスカーナ)のクリストフが、バカンスで度々訪れるシチリアで
最も好きなワインの一つだというイル・モルテッリート。
シチリア東部のシラクーサから、さらに南へ下がったヴァル・ディ・ノートに位置する、
2014年が初ヴィンテージというまだ初々しいワイナリーです。
その昔この地で、生活スタイルの近代化に逆らい、
シチリア人としてのリズムや様式を守り抜く農業を実践しながら暮らす農夫がいました。
彼の想いや信念を引き継ぐように、イル・モルテッリートを創設したのが
ダリオ・セッレンティーノです。
ダリオ自身、農家の家系で、25ヘクタールもの農地を受け継いでいます。
畑仕事はすべて手作業、僅かばかりの硫黄と銅を使用するのみで、
その他土壌に負担になるものは一切使用しません。
病害のリスクが極端に低く、自然と健康な植物が育まれるという、とても恵まれた環境です。
野生酵母のみによる発酵、セメントタンクとステンレスタンクで発酵を熟成を行い、
ボトリングの2~3か月前に酸化防止剤を添加するのみ(2016年は1mg/l)。
まだまだ生産量は低いですが、自分たちの暮らす土地を愛し、
そこで人生を過ごせることを誇りに思うからこそ、
伝統的なこの地を大切に扱うことに精進しています。
フローラルで透明感がありながら、熟成によって深みと厚みが広がるワインたち。
そこにタイトで張りのあるミネラルが交差し、とても上品な果実が感じられます。
今後のさらなる展開が楽しみな造り手です。
(輸入元資料より)
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